筋肉を意識して動かす
次は指先、つま先の関節と筋肉を意識して動かすということです。前述した腹式呼吸でカラダがやや温まってきたら、今度は指先、つま先など末端を温めていきましょう。非常にシンプルな方法ですが、いわゆる「グー、パー」の動きをしましょう。
指先、つま先は、細くて小さい筋肉なのですが、しっかりと関節が動くのを意識しながら動かすことで内側から熱を発生させることができます。
次はストレッチです。脚の付け根のストレッチをシートのリクライニングを利用して行います。こうしてさらに大きな筋肉を動かすわけです。ストレッチで血の巡りを促進するとカラダの内側からぽかぽかしてきます。上半身ならは腕の付け根、肩まわりの筋肉、下半身なら、脚の付け根などを動かします。なぜなら、こうした部分には太い血管、リンパ節があるからです。
特に車に乗っていると、姿勢が制限されるので、肩まわり、脚の付け根部の血液やリンパの巡りは悪化するので、疲労が溜まりやすくなります。運転前には、積極的に動かしてあげましょう。
脚の付け根部のストレッチは、まずシートに背中をしっかりとつけ、片方の足の靴を脱いて、脚を折り曲げましょう。かかとは尻とシートの間に挟み、この体勢でシートをリクライニングさせれば、脚の付け根がシートと一緒に伸びていきます。脚の付け根が伸びたら、約30秒そのまま維持しましょう。反対の脚も同様に繰り返してください。
カイロやヒーターは、いわゆるカラダの外からの熱で温めるのですが、併せてこうした対策をすればかなり違ってきますよ。